2019懇親会 笹田支部長ご挨拶

本日はかくも多数の校友の皆さんにお集まりいただき本当にありがとうございます。
先ほど無事総会が終了し、神戸地域支部の方針、予算、役員人事案をご審議のうえ 満場一致で承認されましたことを改めてここにご報告いたします。 ありがとうございました。
今年も「楽しい校友会」をスローガンに先輩と後輩が楽しく仲良く「笑顔」で集う校友 会組織を更に深化させその実現に向け邁進しますことをここに改めてお誓い申し上げます。
さて、改めて「令和元年」であります。 「令和」は「明治」と同様、なんとも格調高い響きではありませんか? 皆さんもそう思いませんか?
そして我が明治は春の6大学野球で完全優勝です。 令和元年に明治の優勝です。 新たな御代に花を添えてくれました。 後輩達、おめでとう。
その令和の元号は初の国書(万葉集)からの引用とのこと。 私、こう見えても文学部出身なんでちょっと詳しいんです。
諸説ありますが1200年以上前に大伴家持(おおとも の やかもち)が 編纂したというのが有力です」
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奈良時代に成立した日本最古の和歌集である「万葉集」。 その万葉集の中に大伴旅人が詠んだ「梅花の歌」の序文が新元号「令和」の出典とされています
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さて、それはこう詠まれています。
初春の令月にして、 気淑(よ)く風和ぎ、 梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、 蘭は珮後(はいご)の香を薫(かをら)す。
現代風に言うと ある日、大伴旅人の庭に友人たちが集まって宴会しました。 天を仰ぐと初春のイイ月が出ています。 そして心地よいイイ風も吹いています。 庭先を眺めると梅が鏡の前のおしろいのように白く咲き誇っています。 そして欄が匂い袋のように香っています。
要するに そんな平和で麗しく穏やかな環境の中で盃を交わすのはなんと素晴らしいことか。 それを和歌に詠んで記憶しておこうよ。 と万葉の世の人たちは考えたんです。 余程その宴が居心地が良かったんでしょうね。 令和の世もこうありたいね。 と言うのが令和の語源です。
ちょっと待ってください。 たいそう居心地がよい場所で和やかに笑顔で仲間と美味しいお酒が飲める? どこかで聞いたことありません?
これって1200年後の今この「明治大学校友会の神戸地域支部」のことではありませんか? そう、まさにこの「神戸地域支部」と同じじゃないですか。
気の置けない校友の仲間たちと美味しいお酒を飲む。なんと居心地のよいことか。 1200年以上前の情景と全く同じですね。 大伴旅人もさぞかしビックリです。
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イヤー老いも若きも一堂に明治が集うのはホント楽しいです。 これはこうやって校友が一堂に集って同窓として交わり育まれる連帯や誇り。 本当に明治でよかったと思える瞬間です。 それがまさに明治の校友会ではないでしょうか。 これこそが私の目指す神戸地域支部の姿でもあります。
さて、相変わらず ただひたすらに 愚直に 私のモットーは「楽しい校友会」です。 ここに集いし校友の笑顔が私の支部長としての糧です。 一瞬一瞬を大切にそして皆さんと大いに愉しみたいです。
これからも神戸地域支部の各種イベントやクラブ活動にたくさんの校友の皆さん が気軽に足を運んでくださることを祈念しております。 今日の懇親会は令和元年に相応しい「ごん乃ゆい」さんの舞いと「タケル」さんの 太鼓の演舞の共演です。
万葉の宴ならぬ神戸地域支部の「宴」どうぞ最後まで楽しんでください。 本日はお集まり頂き本当にありがとうございました。